出愛いの里福祉会

ニュース一覧 | 特定非営利活動法人 出愛いの里福祉会

お知らせ

多機能型事業所ひと花様の見学受け入れをしました

7月9日(火)と11日(木)の2日間に分けて、神崎郡神河町にある多機能型事業所ひと花の利用者さんと職員さん、計14名の見学受け入れをしました。B型事業所の作業現場を見て頂いた後、髙橋所長から【工賃向上を実践した10年間】と題し、事業所の取組みの説明を行いました。ひと花の方々に感想を尋ねると「出愛いの里の工賃が高くてびっくりしました」「作業の準備がとても大切だと分かりました」等のご評価をいただきました。また、出愛いの里の皆さんの働きぶりを見て、とても感動されていたのが印象的でした。小さくとも地域の中できらりと光る就労支援事業所を目指して今後も努力していきたいと思います。

お知らせ

2023年度月額作業工賃が確定しました

前年度の月額作業工賃が確定しましたので、ご報告します。

2023年度における就労B型(定員27名)の作業工賃月額は、『45,158円』(総支払額_14,577,010円)となりました( 2022年度:兵庫県平均工賃_14,914円、全国平均工賃_17,031円 )。兵庫県の約3倍、全国の約2.7倍の工賃を支払ったことになります。利用者、職員の努力はもとより、取引先会社をはじめとする関係各位に深く感謝する次第です。

さて障がいを有する方は満20歳になると、障害の状態により障害基礎年金を受け取ることが出来ます。2024年度の1か月あたりの年金額は、1級で85,000円、2級で68,000円になっています。出愛いの里では、この年金額に作業所で稼いだ工賃を加え、生活費として毎月10万円以上の収入の実現を当面の目標にしています。そして毎月12~13万円の収入を得ることが出来れば、何とか最低生活を営むことが可能であろうとの予測を立て、当就労B型事業所では、「作業工賃 5万円」以上を目指しています。

私たちは、将来、親亡き後の生活を保障し経済的自立を図るために、より高い作業工賃を目指します。また働く力が高まった人は、ご本人の希望に沿って一般就労を支援していきます。そして、「障害のある人の働く力を伸ばし、社会の一員となるよう支援します」という、法人の基本方針の実現に一歩でも二歩でも近づけていきたいと思います。今後ともご支援、ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

お知らせ

スポーツ大会に参加しました

2024年6月26日(水)、自動車総連が主催する「ナイスハートふれあいスポーツ広場加古川大会」に出愛いの里として6年ぶりに参加しました。各障がい者福祉施設から総勢118人が参集。主催者から渡されたオレンジ色のTシャツを身にまとい、2チームに分かれ、対抗戦形式でゲームをしました。利用者の皆さんは見知らぬ人の集団の中、最初は緊張気味の方もいましたが、ロープ送り、ホール・イン・ワン、風船バレーとゲームが進む内、次第に緊張も解け、笑顔があふれていました。開始時は隅で固まってしまい競技に参加出来なかった方が、時間の経過とともに場の雰囲気に慣れ、皆の輪の中に入れるようになりました。普段では見ることが出来ない、新たな発見でした。

昼休みには、舞台中央で、落語家のトークや女性歌手のショーで大いに盛り上がりました。午後からは、インストラクターの指導の下、ストレッチと簡単な筋肉トレーニングをして体をほぐしました。そして本日参加の利用者、引率者、実行委員全員が一緒になって、音楽に合わせてダンスの中でじゃんけんポンをしながら、次々と人が入れ替わる「じゃんけんダンス」をして、体を動かしながら、知らない人同士で会話や笑顔が生まれ、多いに盛り上がりました。約1時間、久しぶりに気持ちの良い汗をかきました。

今回のイベントは、多くの若き自動車総連の実行委員の方々が誘導から競技まで、常に丁寧且つ優しい態度で接して下さり、利用者の方や引率職員も安心して1日を過ごせました。利用者の皆さんにとって、他施設の利用者の方など大勢の方たちとスキンシップを大切にしながら、一体感を味わえる体験となり、有意義な一日となりました。

お知らせ

トライやるウィークの受け入れをしました

6月3日(月)~7日(金)の期間にトライやるウィークがあり、中学生を1名受け入れました。職場体験として1週間、生活介護事業所のプログラムへ参加してもらいましたが、穏やかな性格で優しく、笑顔が素敵な生徒さんだったので利用者さんからも職員からもとても可愛がられていました。最終日に感想を尋ねると、「最初はどんなところか分からないので少し怖くてとても緊張したけど、利用者さんも職員さんも優しくて楽しく過ごせました。1週間ありがとうございました」とのお話がありました。ご家族からも「子供の成長を感じることができた1週間でした。利用者さん達は人の心を成長させてくれる力があると思います。子供が”また皆に会いに行きたい”と言っているので、その時はよろしくお願いします」とのお話がありました。最終日は、どの利用者さんも名残惜しそうな様子で、別れの際に生徒さんへ「学校戻って、勉強頑張れよ」と涙を見せながら声を掛ける利用者さんもいました。利用者の皆さんにとっても貴重な体験となりました。

 

お知らせ

人生の初穂

今日は15日。出愛いの里の“給料日”です。この春、入所された新人の利用者の方にとっては、働いて手にする初めての報酬です。今日は御家族宛に、こんなメッセージを添えて、“お給料”をお渡ししました。

<以下、メッセージ全文>

出愛いの里に入所されてから、早1ヶ月経ちました。本日、5月15日は作業工賃支払日です。この1ヶ月間の頑張りに応えるべく、出愛いの里での初めての作業工賃をお渡します。わずかではありますが、お子様が働いて、初めて得た報酬です。言わば”人生の初穂“です。

この初穂を手にして、親御さんはお子様の成長に思いを馳せ、またお子様にとって、これまで育ててもらった親御さんに感謝の気持ちを思う機会になれば、こんなに嬉しいことはありません。また我々スタッフも、お子様の特性にあった「仕事」を見つけ、作業工賃ではなく、少しでも多くの「給料」が渡せるよう努力していきたいと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

お知らせ

花見に行きました

生活介護のメンバーで近くの公園まで花見に行って来ました。今年は桜の開花が遅く、4月中旬においてさえ、桜が咲いていました。本来4月8日(月)の予定でしたが、雨で順延になり、桜の花があるか心配していましたが、今日もけなげに咲き誇っていました。見上げると、花、花、花、美しいです。雲一つない青空とぽかぽか陽気のもと、広い公園で思いっ切り体を動かした後、桜の下で、お弁当を広げると、普段以上に美味しく感じました。食後は恒例のお昼寝タイム。桜の花びらが舞い散る下で、ゆったりした時を過ごすのも、たまには良いものです。利用者の皆さんの様子を伺うと、日頃、作業所内では見られない、穏やかで嬉しそうな表情が印象的でした。

その後、作業所周辺を散策しながら帰って来ました。帰設後、ご家族からのお土産の洋菓子を頂きながら、ティータイム。ほっこりした1日を過ごしました。

お知らせ

2024年度 入所式

桜満開の中、4月6日(土)午前、出愛いの里第3作業所にて2024年度入所式を開催しました。今年は就労B型事業所に姫路特別支援学校卒1名、播磨特別支援学校卒1名の、計2名の新人を迎えました。出愛いの里にとって、播磨特別支援学校の卒業生は初めてです。式典は祝福の言葉から始まり、入所辞令の交付(入所許可証授与式)、新人挨拶、在籍生、職員の自己紹介に続き、2024年度事業所の基本方針等の説明会を行いました。最後に全員で記念撮影をし、その後、近隣レストランに移動して懇親会をしました。ささやかながら晴れの門出を全員で、お祝いしました。

新人の皆さんにとっては、人生の節目として記念すべき日。期待と不安があろうかと思いますが、これから続く社会人としての第一歩を気持ちよくスタートできるよう、新人の皆さんには頑張って頂きたいと思います。

お知らせ

4月1日に思うこと

今年も桜舞い散る時期がやってきました。春は別れと出会いの季節です。2005年開設以来、丸19年間、頑張って頂いた第1期生の方が、この度退所されました。遠方へ引っ越しされる方もいます。寂しい思いもありますが、それぞれ次のステージでのご活躍をお祈りします。一方、4月1日、特別支援学校卒のフレッシュな新入生が入所されました。これから、いろんな経験を積んで、社会人として大いに羽ばたいて頂きたいと思います。

 

さて4月1日より当所は、多機能型(生活介護、就労継続支援B型)定員40名になります。また新年度を迎え、障害福祉サービス事業報酬が改定され、制度が大きく変わります。生活介護では、サービス提供時間を考慮した評価体系へ見直し、1時間ごとに切り分けて単位数を設定。7時間未満の事業所は減収になります。送迎時間を除くため、多くの生活介護事業所は、7時間未満のサービス提供時間となることから、必然的に赤字経営になります。特に送迎に時間がかかる雪国や過疎地など地方の事業所は大幅減収となり、廃業の懸念が広がっています。就労継続支援B型では、高工賃事業所は増収、低工賃事業所は減収と、成果主義がより強く打ち出されました。高齢・重度者が多い、高い作業工賃を出せない所は事業継続が困難な制度設計になっています。また障がい者虐待防止措置、情報公表、感染症・非常災害発生時の業務継続計画策定等が出来ていなければ減算となります。障害福祉を取り巻く状況、とりわけ小規模事業所ほど厳しいものと言わざるを得ません。

私たちは時代がどのように変わろうとも、「利用者が主人公」という立場を堅持し、障害のある人の働く力を伸ばし、社会の一員となるよう支援します。常に変化を模索する姿勢を身につけ、察知し、絶えず革新し続けていきます。そして、良い形、良い状態の事業所を常に作り続けることに努め、次世代にバトンタッチしていきたいと思います。

 

お知らせ

ひめされんまつりに参加しました。

3月16日(土)、雲一つない青空の下、姫路市大手前公園にてひめされんまつりが開催されました。多くの市民の皆様や旅行客の皆さん(外国からのお客様が目立っていました)等とのふれあいを通して、障がいを持つ人達への理解が深まることを目的とするものです。ひめされん(姫路作業所連絡会)は、姫路市内の27か所の障害福祉サービス事業所が加盟する団体で、本日は21か所の事業所が参加。焼きそば、おにぎり、サンドウィッチ、焼き菓子等の食品から、革製品、さをり、観葉植物、取れ立て野菜など多種多様で、個性あふれる授産品が並びました。出愛いの里は5年ぶりにビーズ製品などの雑貨販売で出店。たくさんのお客様にお買い求め頂きました。一方、ステージではオープニングセレモニーの太鼓演奏、事業所紹介に続き、歌やダンス、高校吹奏楽部による演奏など趣向を凝らしたイベントが数々披露されていました。すっかり春めいた、ぽかぽか陽気の中で、関係者との親睦・交流や懐かしい人との再会など楽しいひと時を過ごしました。

お知らせ

公益財団法人姫路十字会様より助成して頂きました

この度、令和5年度助成事業として公益財団法人姫路十字会様より、パソコン及び液晶モニターの購入費用をご助成して頂きました。

生活介護事業所ではパソコン2台を購入し、職員毎に専用PCを貸与することが出来ました。当法人は3か所に分かれて運営しているところ、これまで情報共有が課題でしたが、事業所間をオンラインで接続することによって、移動の軽減や情報の「見える化」が可能となりました。指示、予定、変更点等の周知徹底が図られるものと期待します。今後は各種会議や研修等、幅広く活用する予定です。

就労B型事業所の主たる作業の一つにDM封入・封緘(ふうかん)作業がありますが、複数の案件が同時に流れることから、作業の進捗状況が分かりづらい状況にありました。パソコンに入力した数値を液晶モニターに映し出すことで、作業の進捗状況を利用者の方自身が把握できるようにする等、利用者並びに職員の作業環境の整備や業務効率化のために、有効に活用させて頂きます。本当にありがとうございました。ご助成頂いた物品につきましては大切に扱わせて頂きます。